石膏ボードの張り方

石膏ボード施工上の注意点 

  • 入隅のコーナー部分に面取りした部分が出ない様に注意する(壁に隠れてしまえば可)
  • 入隅は隙間が出来ない様に突きつけで施工する
  • 出隅のコーナー部分に面取りした部分が来ない様に注意する
  • 出隅の2枚の内、勝たせている一枚が仕上げ面より出てしまうとコーナーのカネが出なくなるので、飛び出ない様に注意する
  • ボードの端部をビスで留めると石膏が割れて強度が出なくなることがあるので、ビス留めする位置はボードの際より20mm以上逃げる

石膏ボードのビスピッチ

  • 天井の周辺部:@150mm以下 天井の中心部:@200mm以下
  • 壁の周辺部:@200mm以下 壁の中心部:@300mm以下

石膏ボードの張り方

  1. 張る部分の採寸を行う。なお、下地の位置が隠れてしまう箇所は石膏ボードに鉛筆で下地の位置に合わせて線を引いておくとよい
  2. 採寸した寸法に合わせて石膏ボードに墨を付けて墨に合わせてカッターで切る。その際にカッターは表面の紙が完全に切れる程度まで刃を入れる
  3. カッターをいれた部分にあわせて石膏ボードを山折りにする。(台の上でカットする場合はカッターを入れた所まで石膏ボードを前に持ち出し上から荷重をかけると簡単に折れる)
  4. 石膏ボードを折ると裏の紙はつながっているままとなるので、裏もしくは表側からカッターで裏紙を切断する。(石膏ボードをひっくり返りて裏から刃を当てた方がきれいに切れる)
  5. 石膏ボードを折って切断したままだと切断面が凸凹しており隙間なく石膏ボード同志をあわせられないので、石膏ボード用のボードやすりを切断面に垂直に当てて小口を平滑にならす
  6. ボード同志を突きつけて張る部分(辺)はパテ処理の作業をしやすくするために、石膏ボード用のボードカンナを用いて表面の面取りを行う。(この際に裏紙がきれいに切れておらずボードからはみ出てしまう様な切れ方をしている際は、裏にもボードカンナを掛けておくときれいに仕上がる)
  7. 石膏ボードを張る際は専用のビス(ラッパビス、石膏ボード用ビス)を用いて下地に留める。なお、この際にビスの頭がボード面より少しだけ潜る程度の場所でビスを止める様に注意する(ビス頭がボード面より出てしまうとクロスや塗装で仕上げた際にビスの跡が見えてきてしまい、ビス頭をボード表面の紙を打ち抜くまで潜らせるとビスが効かなくなってしまうので注意する)

※石膏ボードを留める際のビスの入り具合の調整が非常に難しいので、専用の石膏ボードビス打ち機(スクリュードライバー)を使用するか、インパクトドライバーに装着できる石膏ボードビス打ち用の治具を付けてビスを打つのが望ましい

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