墨付と墨記号
2021.05.03
墨付
- 墨出しの基準となる壁や床などのラインを決める
- 基準とする壁や床の両端からそれぞれ切りの良い寸法(例えば1,000mm)の位置を測り印をつける
- 墨壺等を用いて印を付けた両端を結ぶ線を引く(墨壺を使用する場合「墨を打つ」と言う)
- 2.で採用した切りの良い寸法(例えば1,000mm)を引いた線の近くに「1,000mm返し」と明記する。なお、その際、基準となる壁/床が分かるように基準の壁/床に向かって矢印(←)を書いておく
- 壁芯や床のレベルを基準墨とすると、その箇所に下地等を施工した際に墨が見えなくなってしまうので、基準墨から切りの良い寸法を逃げた位置に「返し」の墨を打ち、その墨を基準とする
- 芯墨は実際に下地を施工する際に下地材に隠れてしまうので、下地を施工する際は芯墨とは別に下地材の際の位置に墨を打ち直す
墨記号
- 通り芯:【 Z 】
- にじり墨(墨の訂正):(打ち直した正しい墨)【 > 】(誤って打った墨)
- 返し墨(上記の基準から逃げた墨):(基準の壁)【 ←1,000mm 】(返し墨)
- 水墨(水平線を表す墨):【墨の線の上に平行四辺形を書く】
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