- 図面と衛生器具類の製品図等を確認し、排水や給水の取り出し位置をスラブ上に墨出しする(模擬家屋の場合はベニヤ下地に墨出しする)
- 排水ルートを検討し、排水ルート芯を墨出しする(給水給湯管の床だし用支持金物と配管が干渉しない様に注意すること)
- 墨付けが終わったら最下流側の継手位置から施工を始める
- 次の継手が来る位置付近で継手に干渉しない位置に高さ調整床支持金物(フロアーバンド)を芯の位置を合わせながら留め付ける
- 最初の継手のL-Z寸法(接続深さの一番奥)から次の継手の芯までの距離を指矩を用いて計測する
- 上記で計測した寸法からZ寸法を減じた長さのVP管をシャーパーを用いて切断する
- 切断したVP管のバリを取り、接続深さが確保出来ているかの確認のためにL-Z寸法(接続深さ)を管にマーキングする
- 下流側の継手にVP管を専用の接着剤にて接続する。なお、この際に継手の内径には薄目に、VP管の外側には多めに接着剤を塗っておく。(継手の方が乾きにくいので先に塗る)また、接着の際に接着剤が床面に垂れ落ちるので接着箇所下のスラブ面にウエスを敷いて施工すること。
- 下流側の継手の接続が完了したら、VP管の上に水平器を乗せ、フロアーバンドのナットを調整しながら所定の勾配(原則1/50)が取れた所でフロアーバンドのナットを締め、管を固定する
- 上流側の継手を接着剤にて接続する。なおこの際に分岐もしくは曲げた先の出口も勾配が取れているかを勾配を確認する継ぎ手の開口端に水平器を当てて、勾配を確認しながら接着を固定させる
- 排水口取り出し位置まで、上記の作業を繰り返し行う
- トイレ、洗面台、キッチンの排水に関しては床仕上げ高さから50mm程度上に出した位置で配管をカットして突き出しておく(実習では床の施工の邪魔になるので、接着までは行わずに管を継ぎ手に差し込み仮置きしておく)
- 洗濯機パンの排水トラップが横引きの場合はトラップの設置高さが転がし配管の状態で決まってくるため、トラップの次の継手の必要高さを計算から求めて、その位置に直管が来るようにその次の(トラップの次の次の継手)の勾配角度を調整しながら施工する
- 給水給湯管の指示金物と端部継手を墨出しした位置に設置する。なお、床の場合は継手を支持金物に留めているビス頭の高さが床の下地の下端以下になる様に、壁出しの場合は継手の接続部分端部が壁の仕上がりから3ミリ程度出る位に下地を調整して取り付ける
- さや管をヘッダー端部から端部継手までをサドルで留めながら敷設する
- さや管の敷設が完了したら、さや管に架橋ポリエチレン管を通し継手につなぎこむ
タイトルとURLをコピーしました