住設機器の取り外し、設置の際の注意点

共通

  • 施工時に腰袋等は必ず外して作業する(工具等を腰袋から落として器具に傷を付けてしまうリスクがあるため)
  • 手袋等は使用せずに素手で作業すること
  • 外した器具を仮置する際は必ず養生をしてある場所に安定して置ける状態で仮置すること
  • 作業中に排水管の口が露出した際は、速やかにウエス等で口を塞ぐこと(工具や金物等を誤って排水口に落してしまうと取り出す事が出来なくなるので)
  • 施工が完了した際に排水口が露出で見える状態になっていたら、養生テープ等で口を塞いでおくこと
  • 施工が完了した際に給水給湯管の末端継手部分が開放状態で露出している場合は、シールテープを巻いたテストプラグ等で栓をしっかりとしておくこと

トイレ

  • タンク付きトイレのタンクを外す前に大レバーを回して水を流してタンク内の水を空に空にしておく
  • 大便器のトラップに溜まっている水は灯油ポンプ等を用いてバケツに移す
  • 陶器を留める為にインパクトドライバーを用いる際は、最後はドライバーを用いて手で締める様にする。また、インパクトドライバーのビットの先端が陶器に触れて傷つかない様に充分注意すること
  • 大便器正面に固定用のビスを用いる場合はドライバー(ビット)の番手が3番となるのが一般的なので、3番のドライバー(とビット)を用意しておくこと(なお、ビスは用いずに接着テープを用いるタイプもある)
  • 排水管に繋ぐソケットは床から突き出ているVP管に接着されているので、排水管を再利用する際は、ソケット本体部分はサンダーやセイバーソー等でバラバラに切断し、VP管との接着部分は内側からヒートガンやトーチバーナーなどで炙って接着剤を溶かしてソケット部分を抜き出す

洗濯機パン

  • トラップをパンにねじ込む際にゴムパッキンとパンの間にスリップワッシャーを必ず入れる事(洗面室の床下漏水事故のなかで、最も多い原因がコレ)
  • トラップをパンに留め付ける(もしくは取り外す)際に、専用の治具があるので使用すると締め付けや取り外しが用意となる
  • 洗濯機パンのトラップに透明な物を選んでおくと、洗濯機パンを外さずに床下が見える
  • トラップと排水管をつなぐ継手に専用のゴム製エルボを使用しておくと、洗濯機の振動による配管の異音発生防止となる
  • トラップの位置は商品や設計の仕方によって異なるので、製品図や設計図を確認した上で事前に排水管の出し位置を出しておく(新設や交換の際の注意点)

洗面化粧台(新設や交換の際の注意点)

  • 給排水の配管の位置は使用する製品によって異なるので、製品図や設計図を確認した上で事前に給水給湯排水管の出し位置を出しておく
  • 上記の際、排水管の立ち上がり高さは床仕上げ面の高さではなく洗面台下部収納の底(点検口の蓋の高さ)と同面の高さで見ておく
  • 洗面台の下台および上部の棚(鏡)ともに、下地補強が必要な位置を事前に製品図や設計図で確認して準備しておく。なお、下地が無い場合は洗面台に隠れる範囲で下地を入れなおすか、上部の鏡であればボードアンカーを使用する場合もある
  • 洗面台上側に付く鏡付き台には照明やコンセントなどが付く場合が多いので、電源の出し位置を事前に製品図や設計図を確認した上で位置を出しておく

タイトルとURLをコピーしました