91日目:マンションリフォーム技術
マンションリフォーム技術の事業もこの日が最終日ということで、この日は午前と午後で1課題ずつ、合計2課題のマンションリフォームマネージャーの製図試験に準じた課題を解きました。午前中の課題は、試験問題とは離れて、お客様へのプレゼンを意識したプラン作成(+提案)ということで、お昼休み明けに全員ではないものの、簡単なプレゼンの時間も設けられました。
課題の家族設定が具体的(顔写真付き)で逆に与件定義はあいまいだったので、中には過激な提案や奇抜なコンセプトもあり、楽しいプレゼンとなりました。
マンションリフォームの施工技術を学ぶ目的で入ったコースでしたが、座学の授業ではCADの練習があったり、実際にリノベーションの設計を行ってみたり、実務で即戦力になるにはまだまだ基礎訓練が必要かとは思いますが、設計職の基礎訓練も受けられるような幅広いカリキュラムとなっております。
92日目:マンション改修施工作業(パテ処理)
この日から3日間かけて、天井と壁のクロス貼りの実習となります。クロスの実習は3回目で、最も反復練習の出来る実習となっておりますが、3回目といえども細かな部分は忘れてしまっている所もあり、またリフォーム工事では最も絡んでくる工事のため、今回の実際の現場に近い状態での模擬家屋のクロス工事はお金がもらえるレベルの仕上がりを目指したいと
93日目:施工総合作業
この日はもともとは午前中のみの座学の授業の予定だった様ですが、講師の先生のご都合で変更となり、珪藻土を実際に塗ってみるという、少し遊びの要素も入った実習となりました。
特別に講師の先生が付くわけではなく、市販のホームセンターで売っているような既調合の珪藻土を指導員の先生に指導頂き、自由に塗ってみるという授業となりました。個人的には珪藻土に関しては、20代に勤めていた設計事務所で自社開発を行っており、町場の左官屋さんよりも詳しい知識と経験がありましたので、周りの人たちが行っている作業風景を楽しませて頂いたのですが、素人ならではの発想で思ってもいなかった仕上げ方をされている方もいて、非常に楽しい授業となりました。(毎回、時間の長短の違いはあるものの、隙間時間を利用して半分遊びの形で珪藻土に触ってもらう時間は設けているとのことでした)
94日目:マンション改修施工作業(クロス貼り)
この日は前回行った下地処理の上にクロスを貼って行く作業となります。次の日もクロス貼りの予定ではありましたが、結果としてはこの日一日でクロス貼りの作業は完了してしまいました。
前回、前々回の失敗を踏まえてかなり慎重に作業を進めたため、個人的にはスピードは置いといて、仕上がりはお金を頂けるレベルまで到達したと思える出来栄えとなりました。改善点としては、入隅の施工精度が高かった(隙間を作らずに施工できた)ことと、今回は「内コーク」という、先にジョイントコークを打って特に天井のボードが浮き上がってしまうのを事前に防止する処置をとれたことに尽きると思います。
他のメンバーにも協力してもらい出来映えは人のせいに出来ない様に、トイレ部分はほぼ自分一人で担当させてもらい、床下の配管から責任施工という形を取らせてもらっていたので、仕上がりが会心の出来となり、かなり満足度の高い日となりました。
95日目:施工総合作業(補修・CF)
元々この日はクロス貼りの実習の予定ではありましたが、昨日までにクロス貼り作業が終わってしまったので予定を前倒しして、この日の実習は床のCFシート貼りの作業となりました。
初めにクロスの補修方法に関する説明と作業がありましたが、大工工事の石膏ボード貼りの時から精度を出すことに集中して施工しておりましたので、補修が必要な箇所もほとんど無く、早々にCFシート貼り作業へと移りました。
訓練校の事情もあり、通常CFシートの床下地に使用しない構造用(針葉樹)合板が使われていたので、1階での基礎作業の時には行わなかった、針葉樹合板の節埋め作業から始まり、CFシートの採寸とカット→CF用接着剤の塗布→CFの貼り込みと手順通りに施工を行ったのですが、前回の作業が4か月前だったこともあり、施工手順や各工程での注意すべき点やコツなどをすっかりと忘れており、個人的には4か月前に初めて施工した時よりも出来が悪くなってしまいました。
また、前回とは違って実際の施工現場を模した模擬家屋での作業でしたので、どの部分から施工をスタートさせるか、シートをどのように折りたたんで広げていくかや、枠廻りの処理方法や専用の墨切りカッターを使わない施工方法はコツなど、かなり細かな部分ですが実際の施工では必ず発生する状況などを忘れない様に記録に残しておきたいと思います。
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