※実習室での仮設の施工となるため床スラブの上に敷いた構造用合板をスラブと見立てての施工手順となります
※コストと施工面積との関係で木束で際根太と根太を支える工法を採用しております
- 図面等よりフロアの高さから仕上げ材と捨貼り等の高さを引いた際根太の施工寸法を確認する
- 水平基準墨から際根太までの距離を計算して、レーザー水平器、バカ棒等を利用して際根太の上端高さを壁の下地に墨付けする(最低両端と壁のセンター1か所の合計3か所)
- 予め採寸カットした際根太を墨にあわせて壁下地に仮止めする(木材が曲がっている場合は墨に合うように上から押し付ける等の調整をしながら壁下地にビスで留め付ける)
- 全周際根太を入れ終えたら、束を立てるために根太を入れる箇所の際根太下端からスラブまでの距離を場所ごとに採寸カットして際根太の下に入れて上からビスで留める。(束の下端のスラブへの固定は通常は接着剤で固定するが、実習ではスラブに見立てた合板捨て貼りに斜めからビス打ちにて固定した)なお、その際に束の上に根太が掛かるように束の長手方向の向きが際根太と直行する様に注意する
- 際根太間の距離を測り、根太の採寸カットを行い、根太を原則@303mmピッチで入れていく。(根太は4で入れた束の上の部分に来る)なお、根太は束の上の部分で際根太に斜めにビス打ちする。(この際にビスの頭が根太の上に飛び出さない様にしっかりとビスを潜り込ませる)また、フローリングを貼る際は根太と直行方向にフローリングを貼るので、フローリングの張る方向を考えながら根太を入れる
- 捨て貼り合板を貼る際は、フローリングの継手の位置を確認してから捨て貼り合板の割付を検討する
- 捨て貼り合板が壁の下地に当たってしまうと床鳴りの原因となるので、3ミリほど壁下地から逃げた位置で採寸カットする。なお、上がり框は上がり框の際(際根太の際)の位置にあわせて採寸カットする
- 捨て貼り合板を根太に留める際は、上がり框の留め付けなど捨て貼りを張ってしまうと施工が出来ない部分が無いかを確認してから留めつける