※建材メーカー製の合板で出来たフローリングの施工手順となります
※フローリングにはフロア釘(フローリング用釘)を玄能と釘締めを用いて手で留める施工方法となります
- フローリングの貼り始めは実(サネ)とエンドマッチのメス部分(左手手前)を始点とする
- 根太が下地で入っている場合は、フローリングを貼る方向は根太と直行方向とする(フローリングを貼る方向を考えて根太や梁や大引を組む)また、合板を捨て貼りしている際は根太の位置が分かるように直線状に墨を打っておく
- 壁下地と取り合う部分はクリアランスを3mmほどみておく
- 貼り始めのフローリングを起点として、サネのオスに部分に根太の墨の位置にあわせてフロア釘を斜め45度に打つ。なお、釘の最後はフローリングを玄能でたたかない様に釘締めを使用して、サネの内側までしっかりと打ち込む。また、この際、サネの下側の隙間にフロア釘が出てしまうと、メスのサネがしっかりと入り込めずフローリングに隙間が生じてしまうので、注意する(フローリングの端材を利用して、メスのサネが奥までしっかりと入るか都度確かめながら施工すると良い)
- フローリングの列(長手方向)の最後の1枚はその前の1枚を貼ってしまうとエンドマッチ(妻手の木口のサネ)のサネが入らなくなてしまうので、手前の1枚は仮置きし最後の1枚の採寸カットをしてから、2枚同時に「への字」に組みながら落とし込み、下地に貼るようにする
- フローリングの妻手の継ぎ目は下地の捨て貼り合板の継ぎ目と位置が合わない様に注意する(フローリングの割付を考えながら捨て貼りの割付を検討すること)なお、フローリングの継ぎ目は隣り合う列と直線状に並ばない様に、千鳥に配置する
- 壁際の最後の列はサネに釘を打つことが出来ないので、フローリング材の上(仕上げ面)から仕上げ釘等を利用して留め付ける。なお、上にくる石膏ボードや巾木で隠れる様に出来るだけ際に仕上げ釘を打つ
- 上がり框の部分も同様に片側がサネで抑えられないので、フローリング材の上から仕上げ釘で留める