軽量鉄骨(LGS)壁下地の組み方
2021.05.03
- 軽量鉄骨=LGS(light gage steel の略)、軽鉄、鋼製下地とも言う
- 公共工事標準仕様書にはJIS規格品の形状が記載されているが、実際の工事では各メーカーから出されている独自の規格の物を使用する事が多い
- 鋼材の大きさはスラブtoスラブの支点間距離(天井高)で決まり、基本的にはスラブにランナーをガス式の鋲で留めて→ランナー間にスタッドを留め付けてスタッドを設置する
- ランナーをスラブに留める間隔は900mm以内とする
- ランナーの切断寸法は墨出しの有効寸法より10mm減じた距離とする
- スタッドの切断寸法は上下ランナー間の距離から10mm減じた距離とする
- スタッドには振れ留め部材を通す為の開口があり上下向きがある為切断寸法は下側から計測する
- スタッドは原則@303mmピッチで設置する(外周面ならびに下地補強を行う面は@455mmで良い)
- 入隅部分には石膏ボードを留められるようにスタッドを立てる
- スタッド内に通す振れ止めはスタッド側面にかかり、スタッドのミミ部分からはみ出さない寸法で切断する
- 通り芯等からランナーの端部となる位置を計算して墨を打つ
- 墨からランナーの必要寸法を採寸カットして(有効寸法より10mm減じる)ガス式くぎ打ち機等でスラブに固定する
- ランナー間の距離を採寸し、必要な本数を拾い出し、ランナー間距離より10mm減じた長さで必要本数をカットする
- 切断したスタッドは下面をそろえて高さを合わせて空いたスペースに平置きする
- スペーサーをスタッドの両端と振れ止め上部と他@600mmにて仮置きする
- 仮置きしたスペーサーを足で上から踏みつけてスタッドにはめ込む
- スペーサーが付いた状態でランナー間にスタッドを立てる
- 墨を打ってある場所を基準に床スラブ側のランナーとスタッドをピアスビスを用いて留め付ける
- 下げ降りを使ってスタッドの垂直を調整する
- 垂直が出たら天井スラブ側のランナーをピアスビスを用いて固定する
- スタッドがすべて固定出来たら振れ止めの採寸カットを行う
- スタッドの開口部(H=1200)に振れ止めを通しスペーサーを上からハンマーで叩いて固定する
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