壁紙糊付機の使い方と注意点

※壁紙糊付機の詳細の使用方法は各メーカーから出されている取扱説明書をご参照下さい。ここで記載されていることは職業訓練校で先生より注意されたことの一部で、かつ個人的な備忘録程度の内容となっております。

  1. 糊付け機に糊を入れる際は糊付けオケを引き出し柄杓にて糊付けオケの真ん中あたりに糊を入れる。(真ん中に入れると左右に糊が広がり勝手に水平を取ってくれる=レベリング)なお、糊を入れる量は糊付けローラーの半分~7割程度が浸る程度を目安にする。(あまり入れすぎると糊付けローラーが回った際にあふれ出てくるので注意すること)
  2. 糊の付着量は一般的なクロスであれば5段階の目盛りの1.5~2程度にセットする。なお、左右に調整目盛りがついているので、双方同じ数字にそろえて糊の付着量が均一になるように調整すること
  3. 商品によって壁紙の巾は違うが、例えば有効巾92センチと記載がある商品に対して実際にロール状で出荷されるのは(切り代を考えて)巾96センチなど大きめに耳の付いた状態となっているので、貼りたい巾に合わせてスリッターの刃の位置を調整する
  4. クロスのロールを芯棒に通して、芯棒を機械にセットしてから左右の位置を合わせる。なお、側板とクロスのロールにはクリアランスの隙間を取るようにする(くっつけてはいけない)
  5. テンションバーには必ず壁紙を通してセットすること
  6. クロスを糊付け機に通す際はクロスと機械がしっかりと平行となるように調整してクロスを通す。なお、この際に左ひざを使って軽くクロスのロールを抑えて動かない様にしてあげるとやりやすい(あわせて、クロスの角はカットしておく)
  7. 端部のビニールテープが必要な場合はこの段階でビニールテープをガイドに通してセットする
  8. 左にある操作パネル(コントロールボックス)に数値を入力する前に、本体とコントロールボックスをつなぐプラグがしっかりと奥まで入っている事を確認すること(接続状態が悪いと設定した長さで止まらずに延々とクロスが出てきてしまうので注意すること)
  9. クロスを送り出す際に、本体のキャスター部分にクロスが触れてクロス自体が汚れてしまうのを防ぐために、キャスター部分を養生するか、キャスターの車輪よりも高いクロスを受ける台をセットする
  10. 操作パネルには①クリアボタン→②欲しいクロスの長さをセンチ単位で入力→③セットボタン→④欲しい枚数を入力→⑤セットボタン→⑥スピードの確認→⑦スタートボタンの順で操作してクロスを送り出す
  11. クロスが送り出されたら5センチ程度の巾で糊付着面が合わさるように素早く軽く折り込み、折った部分が地面に付いたら両手を使って平行状態を保ちながら奥に押し込み、さらに送り出されてくるクロスを手前に呼び込む。そのあとはクロスの長さにあわせて順次、タオルを柔らかく折り重ねる要領で接着面同士が合わさる様に軽くたたんでいく。入力した長さのクロスが送りだされて止まったら、クロスをカッターで手動にてカットして、最初に折ったクロスの切断面と突きつけで合わせる(クロスの糊の付いている面が表面に出ない様に、糊のついている面同士を貼り合わせるために折り込んでいく)
  12. 切断面同士を突き合せたらカットした耳の部分の端材でカットした寸法等のメモ書きを挟みこみ、円筒状に手で軽く丸めて、ビニール製の養生袋に入れて乾燥を防ぐように養生しておく
  13. 休憩中などで糊が乾かない様にしたい時はスピードをLoにセットして動かしておく
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