職業訓練校22週目

96日目:マンション改修施工作業(衛生設備)

 この日は時間割上はCF・巾木取付の作業予定でしたが先週の内に終わってしまっていたので、予定を前倒しして衛生設備(ミニキッチン、洗面台、洗濯機パン、大便器)の取付作業となりました。約2ヶ月前の模擬家屋の解体時に取り外しとあわせて再設置を一通り練習しましたので、今回は復習的な作業となりましたが、自分たちが施工した給排水管へのつなぎこみ作業がありましたので、その部分は初めての施工となりました。

 壁や床が仕上がった状態での作業となりますので、実際の施工を想定して、養生や工具や器具等の置き場所なども注意品がらの作業となりましたが、器具付けのこの段階で初めて施工ミスやうまく納まらない部分なども発覚し、色々と勉強になった一日でした。

97日目:施工総合作業(照明器具)

 この日は前回、壁の中や天井裏に敷設した電気配線への器具付けの作業となりましたが、時間も十分にあるので、前回講師の先生の方で行った導通試験を冒頭に皆で手分けして行った後に、器具付け作業となりました。

 器具付け自体は特筆すべきことは無かったのですが、分電盤の設置方法に関しては自分としても初めての作業でしたので、勉強になったのと、残り時間で座学での講義があり、配線方法の細かな注意点や家のリフォームの仕事では縁遠いのですが、それでも知識として持っているだけでも電気に対する理解が深まる三相三線と単相三線の違いと注意事項などを教わり、電気の実習も終了となりました。

98日目:マンション改修施工作業(衛生設備・エアコン)

 この日は一昨日の作業で取り付けた衛生設備の水圧試験と施工間違いがあった場所はその是正を午前中に行い、午後はキッチン廻りのシール作業と明日からのエアコン設置作業の準備としてエアコンの仕組みに関する座学での講義となりました。

 授業や実習は残り9日となり残り僅かとなってきたのですが、実習自体は残すところエアコンの設置のみとなっており、実習の日程的には相当な余裕があるためここ最近はかなりのんびりしたペースで作業を進める様になりました。水圧試験もそれほど時間が掛からずに終えられたため、使い古された器具や建具などをキレイにクリーニングしてみたり、シールも練習台を作って練習してからシール作業を行ったりと、自分たちのペースでやりたいようにやらせてもらっております。

 とはいうものの、水圧試験のやり方や、シール作業などは忘れてしまっている部分も多々あり、ダメだった部分は別途備忘録として残しておきたいと思います。

【水圧試験】(現場でやる場合はメーター付近にバイパスを設けて試験する)

  • 実際の水栓金物にかかる水圧は0.1~0.2Mp程度だが、試験は0.5Mpaで行う
  • エア抜きは各止水栓を開栓して、水が出たところで栓を締めることで行う
  • 架橋ポリエチレン管の場合は水圧試験器で圧を掛けた直後は圧が若干落ちる

99日目:マンション改修施工作業(エアコン据え付け)

 昨日のエアコンの仕組みに関する座学での講義に引き続き、この日はエアコン設置の準備ということで、引き続きヒートポンプの仕組みとエアコンの室内機と室外機の構造の解説、冷媒管のフレア加工の練習と最後にエアコンの設置方法の注意点の講義と背板の取付までを行いました。

 エアコンをただ取り付けるだけなら急げば半日の実習で済む内容を3日間掛けて、エアコン(空調機)のしくみや構造などを時には電気の交流回路のしくみも踏まえて解説して頂いているので、一口にエアコンの取付の実習といっても非常に深い内容となっております。

 指導員の先生は、実際に大手エアコンメーカーの技術者講習なども受講されている方なので、さながらエアコンメーカーの社内研修の様な実習となりました。

100日目:建築生産

 この日は施工総合作業と実習の予定でしたが、講師の先生の都合で建築生産の講義となりました。もう残っている教室での講義の授業は建築生産の講義のみとなっており、前回実習で行ったネットワーク工程表と積算の実習と関連法規の講義が少し残っているということで、今回はネットワーク工程表の実習を中心に行いました。

 建築生産の講義は、主に2級建築施工管理技士の一次試験対策的な講義となっているのですが、試験対策だけではなく、実際の施工管理の際に必要な知識などもその背景を含めて教えて貰えるので、下手な建築系の資格予備校の講義よりも分かりやすく、実務でも役に立つ内容を教えて貰える内容となっております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました