職業訓練校3週目

11日目:内装仕上げ基本作業(鋼製下地)

 3日間の鋼製下地作業の2日目で1日目に墨出しとランナーの設置を行った部分にスタッドを立てて行く作業となりました。午前中にスタッドの墨付け切断→スペーサーの取付→ランナー間に建て込みまで行い、午後に立ちをみながら留め付け→振れ止めの設置を行い壁下地は完了。終了後は座学にて天井下地組の講義とレーザーを用いた水平基準墨の墨付けを行いました。

12日目:内装仕上げ基本作業(鋼製下地)

 3週目の火曜日の朝、次の月(5月)の時間割が配られました。GWとは別に5月は2日間午前中のみの日がありました。ちなみに実習の進捗状況などで実習内容の微調整をされているようで、次の月の時間割はおおむね3週目の前半で出てくるようです。(夏休み等の長期休校の日程はガイダンス時に配られる「入校のしおり」に記載しております)

 実習の方は鋼製下地の3日目でこの日も終日の実習作業となりました。予定より作業のペースが少し早い様で天井下地が組み終ったところで、作業を前倒しして木曜日から始まる床下地の作業も着手する予定でいると朝一で指導員の先生よりアナウンスがありました。

 実際にLGSの天井下地組は午前中の作業で終了し、午後からは木床の準備ということで座学で木床の構造の解説があった後に、水平レーザーとバカ棒を使って際根太高さの墨付け作業を行いました。

 これで1坪の床面積場所に巾1700mm 奥行900mm 高さ2100mmのH型の鋼製下地を3、4人で2日半かけて組み上げたことになるのですが、全く知識も経験もない人が施工上の注意点や施工手順を習いながら行いますので、実際よりも凄いスピードで進んでいる様に感じます。(当然、専門の職人さんであれば、この程度の規模なら1日もあれば一人で組み上げられると思います)

 また、ほとんどの作業がそれっきりで終わってしまうか、多くても3か月後にもう一度(別のフロアで)行う程度の作業時間しかないので、しっかりと技能を習得したければ、忘れないようにこと細かくメモを取ることをお勧め致します。(※このブログはそれが主な目的で書いております)

13日目:マンション大規模修繕技術+建築概論

 水曜日は終日教室での講義。先週に続いて午前中は大規模修繕に関する教科書を用いた講義、午後はプリントを使った建築概論の講義でした。

 大規模修繕の講義は管理組合や専有部/共用部の解説でしたが、団地や店舗併用集合住宅の管理組合運営の複雑さに関して知見を得ました。

 建築概論は鉄骨造の構造と施工に関して、DVDの解説動画も使っての授業となりました。

 この日は終日座学の授業で作業はありません。高々実習が始まって10日ほどですが、だんだんと週1回の作業の無い日が身体的にありがたく感じる様になって来ました。また、この頃になると大分クラスの人たちとも打ち解けて来ており、自己紹介の時にはわからなかった一面も見える様になって来ました。

14日目:内装仕上げ基本作業(木床)

 前々日行った午後の作業からの続きで木床の下地組作業となります。この日から3日間は大工の先生と指導員の先生の2人体制で講義が進みます。また、これまでは終日実習作業でも長めの座学での講義の時間が入っておりましたが、この日はイスに座る時間が全くない初めての終日実習作業でした。(疲れた…)

 作業としては際根太のスタッドへの留め付け→際根太下に採寸しながら束を立てる→際根太間の束を入れた部分に採寸しながら根太を入れる、という完全に木工事作業となり個人的には初めて慣れた作業となったのですが、鉄筋コンクリート造のマンションでも木造の住宅でもあまり行われない床の組み方(実習室の床スラブに直接束を立てる事ができず苦肉の策でとっている床の組み方)なので、ついつい作業が煩雑になってしまい、後々フローリングが貼りあがった時に框のチリが不揃いになったり框の出隅がカネ(垂直)で納まっていなかったりと影響が出る出来となってしまいました。

 特に床の作業の場合は、体と頭をしっかりと床まで落として水平墨に対して目線を平行に持っていくことが重要だと(のちに)痛感いたしました。

15日目:内装仕上げ基本作業(木床)

 昨日に引き続き床組の作業となり、この2日間で床貼りの作業は終了となります。また、初めて仕上げとなる框材とフローリング材を留める作業となり、施工手順に注意することと合わせて初めてやり直しが許されない作業となりました。

 昨日までで根太が組みあがっておりましたので、この日は床捨て貼り合板カット→框採寸→框取付→捨て貼りのビス打ち固定→フローリングの採寸、カット→フローリング張りという作業となり、作業手順としては捨て貼り合板を採寸カットした後に捨て貼り合板をすぐに張らずに、框を取り付けてから捨て貼り合板を張るという作業工程が重要になります。また、仕上げ材の継手の位置を考えながら下地材の割付を考えたり、フローリングの最後の留め方を考えながら施工したりと2手3手先を考えながら工事を行わなくてはならないということが実地を通じて理解できました。

 床組終了後は週明けからの石膏ボード貼りの座学での講義と床養生作業となり、身体は疲れていたのですが1週間の成果が目に見えて(またきれいな状態で)わかるので、非常に達成感のある週となりました。

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