職業訓練校19週目

※緊急事態宣言が9月中旬まで延長となりましたが、授業の方は授業時間の関係で元の時間割に戻り、この週から朝から8時限の授業に戻りました。

81日目:建築設備基本作業(電気)

 教室の机の上で作業する、第二種電気工事士実技試験対策の電気の実習はこの日で終了となり、13課題を一通り解き終わりました。私を含めて電気工事士の資格保持者が生徒側で複数人いたこともあり、時短カリキュラムではありましたが、良いペースで授業の方は進んだのではないかと思います。

 とにかく、時間内に実技試験をクリアする(制作する)ためのテクニックを教えて貰うことに終始した授業ではありましたが、複線図を書かずに配線するトレーニングにもなったので、実際の施工にも役立つ内容でした。

82日目:マンション改修施工作業(フローリング)

 先週の金曜日の模擬家屋での実習の続きで、前回施工した床の捨て貼り合板の上にフローリングを張り、この日は建具の枠の取付までを行いました。

 フローリングの施工も床下地同様に1階での基礎実習で習った内容のおさらいとなりましたが、フローリングの割付を下地や仕上がり、用意してあるフローリングの量から事前に検討し、目地になる部分に墨を打ってから、墨に合わせて採寸、カット、施工していくという段取りの部分で、実際のフローリングの施工とほぼ同等の内容となっているのではないかと感じました。

 フローリングの施工の後に、施工部分の清掃をし養生し、残りの1時間半で建具の枠を取付となりましたが、垂直や水平、枠の幅や枠チリ寸法などをクランプ等を用いて調整しながら取付を行いましたので、2~3人で施工したにも関わらず1か所に1時間程時間が掛かり、思っていた以上に取付手間がかかるということがよくわかりました。

83日目:建築生産

 この日は終日、建築生産の授業で初の通常通りの8時限の授業となりました。午前中は建築関連法規の講義で、不燃材と内装制限に関する内容を、午後は施工関連の授業で、土工事から建て方までの内容となりました。

 基本的には教科書に沿った内容の解説の授業となるのですが、担当の講師の方の各分野の知識が深く、かつポイントを押さえた内容なので、自分も改めて勉強となる部分も多く非常に密度の濃い講義内容となっております。

84日目:マンションリフォーム技術

 卒業まで1か月となってきましたが、マンションリフォーム技術の授業も残り2回となりました。この日の午前中は断面図(兼、立面図)を書いて高さ関係の確認と書き方を、午後はマンションリフォームマネージャー試験の製図試験と同様の課題をゼロから自分の力で解いてみる、という実習になりました。

 この日の作業は、まさに前職で生業としていたラフプランを作るという内容でしたので、半年ぶりに短時間で集中して顧客にプレゼンできるレベルの図面を作ったのは非常に良い刺激になりました。授業の時間数の関係で、授業時間内に仕事で使えるレベルのところまで作図の技術を習得するのは他の実習同様に難しいのですが、施工の技術は元より、設計やリノベのプランナーになりたいと思っている方で就職した後に知識と技量を深めて行きたいと考えている方にはプランニングの勘所を押さえた、非常に良い内容になっていると感じました。

85日目:マンション改修施工作業(ケーブル配線)

 これまでの電気の実習では、第二種電気工事士実技試験対策という事で、課題を解くことにフォーカスした内容でしたが、この日は、図面通りに模擬家屋へ実際に粗配線を行うという実習となりました。

 とはいうものの、いきなり電気図面から配線作業を行うのはハードルが高いので、午前中は机の上で図面通りのミニチュア配線模型を複線図を起こしたうえで作成し、午後はその模型と複線図を確認しながら実際に天井裏や壁下地の間に配線していくという作業となりました。

 慣れてしまえばそれほど難しい作業ではないとは思いますが、電気工事士の資格を持っていてDIYで何度か照明器具などの配線を行ったことがある自分でも、全く複線図を書かずに施工を行うのはまだまだ難しく、またプロの電気屋さんの講師の先生から、細かな施工技術などのアドバイスなども頂けたので、他の実習科目同様に、あとは経験を積んでいけば一人でマンションのリフォーム現場には立てるぐらいには成れるかと思います。

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